異文化理解ファイルNo. 3~日本人~
私は叫びたい。
日本人だいすき!!!
これは私自身が日本人だから、というそんな簡単な話ではない。
例えば、私がスロベニア人だったり、タンザニア人だとしても確実に
日本人だいすき!!!
と叫んでいるだろう。
まず日本人の良いところは、とにかく言ったことが出来る、と言うことだ。
私は仕事柄、指示を出すことが多い。
このレッスンをやって欲しい。
こうゆう内容を伝えておいて欲しい。
靴は靴箱にしまって欲しい。
携帯をいじらないでほしい。
子どもを見ててほしい。
等々を伝えて、まず一から十まで出来るのは日本人のみだ。(私調べ)
フィリピンは忘れたふりをしてやらないし、
ロシアは無視をすることが多いし、
アメリカなんと言うのはまず口ごたえから始まる。
日本人は絶対に、やってくれるのである。
こう聞くと、私の英語力の問題なのではないか、と思うかもしれない。
なるほどそれも一理あるだろう。
私の頭の中で出来上がってるイメージを、カタコトの英語で伝えるのは確かに全て伝わってる!と胸を張って言い難い。
しかし、私は日本人にも英語で指示を出すことが多いのでやはり感覚の問題な気もする。
とは言え日本人は本当に素晴らしい。
一度でも、海外に行ったことがあれば言わずもがなの話であるが
サラダについてくるドレッシングが《どこからでも切れます》となっているし、
雨の日に紙袋にビニールをかけるかどうか聞いてくれるし、
タクシーで基本的に運転手さんは道を知っている。
スーパーのレジの店員さんが店員同士でおしゃべりしてレジを打ってくれないことはないし、
水漏れがあったから電話してアポを取ったにもかかわらず翌日だと勘違いしてたこともない。
と言うことで私は日本人がだいすきだ!
では欠点がないか、と言うそうゆうわけではなく長所と短所と言うのはいつも表裏一体なもので、捉え方次第ではやはり文句のつけどころもある。
例えば、電車で通勤すると感じるのだが、
ギュウギュウに押し合ってるのになんと誰も何も言わない。
また降りるときにすみません。と言えばいいものを更に押して降りようとする。
言っとくがこちらは超能力を使えるわけではないので、あなたがどの駅で降りようとしてるかなんて知らない。
降りるなら一言声をかけるべきだ。
ただ、これは日本の文化と言ってもいいかもしれないがまず日本人はあまり思っていることを口にしない。
以心伝心
阿吽の呼吸
と言うように、沈黙を美徳とする文化がある。
まさかこのことわざを作ったときに、電車と言う乗り物ができてそれに人々がこぞって乗って、乗車率200%で押し合ってる
なんてことは想像できなかっただろう。
なので仕方がない。
また新たなことわざでも作るとしよう。
だいたいこんなの大した問題ではない。
ニューヨークでは地下鉄で急にパフォーマンスをし出す人もいれば、
マリファナを吸っている人もいる。
イギリスでは基本的に荷物から目を離せば確実にものが盗まれている。
シンガポールでは地下鉄に乗るだけで10以上の法律が作られており、ドリアンを持ち込めば罰金40,000円だ。
インドはだいたい電車から人がはみ出してる。
やはり日本は最強と言っていい。
ただ日本人はスタイルが悪い。
最近のこはスタイルがいい子が多いが、顔も正直欧米人と比べるとガッカリすることが多い。
私なんて言うのは、本当にこの人たちは同じ人間なのか。誰か偉い学者に納得する理由を見つけてほしいと思う日々である。
とは言え、日本人はそのコンプレックスを見事乗り越えている。
顔が薄いの悩んだ末、ヤマンバメイクという奇抜なメイクを生み出したし、足が短く寸胴なのを隠すために厚底ヒールを履いたのだ。
これをその昔流行ったヤマンバギャルと呼ぶ。
彼女たちは日本人に可能性を与えたと言っていい。
あんなこともできるのか、ああはなりたくないから、ではもう少し工夫すればなんとかなるのかもしれない。
そう思った女性は多いだろうし、
見事、今の日本人の女性達は上手なメイクでスッピンとメイク後の顔を別人にさせている。
私もその一人である。
コンプレックスを克服しているのだ。
私はやはりこう叫ばざる得ない。
日本だいすき!!!
と。
日本人は確実に、自分たちに誇りを持つべきだし、アメリカの機嫌を伺っている場合ではない、安倍総理。
君はまず、部下の失態を解明して誇るべき国民私たちに説明すら義務があるはずだし、
機嫌をとるなら私たち国民の機嫌をとるべきである。
私たちの機嫌を取っておけば確実にもっと生産性が良くなる。
この勤勉で真面目な国民を確実に味方にするべきだ。
私が総理大臣ならまず日本人と言うだけで、生まれてくれてありがとう!となにかご褒美をあげるに決まっている。
全く安倍総理は私たちのことを理解していない。
彼の国籍が知りたいものだ。