万有引力の法則。

兎に角、毎日が発見の連続だ。

 

ニュートンは、なぜ重力を発見出来たのか。

 

寝ていたからだ。

 

わたしはなぜ毎日に発見を見出してるのか。

 

アホだからだ。

 

 

生きている限り、発見で溢れている。

 

例えば、私は何を隠そう生粋の日本人な訳で、長いものには巻かれるべきで、私以外の4人が頷いたら私も頷くべきと言う世界に誇る日本の心意気を持ち合わせているわけだが、

シンガポール人(中華系)は違う。

 

私と付き合ってると言っておきながら、韓国人とシンガポール人(中華系)と三股を見事にかけることが出来るなんとも器用な人種であるし、

アメリカ人も違う。

 

仕事で毎日3時の10分前に来て、と言って一度も3時10分より早く来たことがないし、30分遅れたとしても、謝るのが上手で私の怒りを信じられない程の速さで沈めることが出来る。

 

また、ロシア人も違う。

 

私がトイレの掃除をしてほしいと伝えると、私を睨みつける。

多分魔法が使えて、あの睨みつけで掃除が終わったんだと思ったが、終わってないようなのでコソコソ私が掃除をせざるを得ない。

 

また、私の母親も違う。

毎週1番いいと思っている食べ物や番組がちがって、彼女が好きだろうと思ってプレゼントしても翌週には嫌いになっている可能性だってある。

 

私は毎日こうした発見をしては、今後の人生に生かそうと切磋琢磨しているわけだが、なんと全く生かされていない。

 

 

ただ、私自身のことを庇うとすれば、

人の性質が違いすぎるとも言える。

 

 

いくら学んでも学んでも、翌日には違う人間かのような対応をされることも多々ある。

 

人の考えてることは本当に分からない。

 

私なんていうのは、幼稚園の時からなんら変わっていない。

 

もう30歳になろうとしているのに、だ。

 

この25年なんら変わってない人間からしたら、あなた達はほぼモンスターだ。

 

理解不能で、ニュートン万有引力を発見したことの方が納得がいく。

彼は寝ていただけであって、私がきっと掃除を頼んだら喜んで応じてくれたに決まっている。

 

彼は三股をするアイディアはないだろうし、

3時の10分前は2時50分ということも知っているだろうし、

好きな食べ物はずっとりんごに決まっている。

 

 

私はきっとニュートンと友だちになるべきだったのだ。

 

 

明日もまたモンスター達と戦うと思うと、ストロングゼロを飲まざるを得ない。

 

これはどう考えても陰謀で、私の考えではない。

 

こうして今日も私は、なんらかの陰謀でストロングゼロを飲んで、糖質ゼロだからいいっぽい!という訳の分からない言い訳を自分にすることになる。

 

これも万有引力の法則ときっと関係があるのだろう。

 

 

異文化理解と言う名の社会。

まず、異文化と言うのは日本人同士でもあり得ると言うこと。

 

例えば、満員電車に乗っていて後ろから果てしなく押された挙句チッと舌打ちされたり、

友達が私の好きな人の悪口を言うからそんなに嫌な人だったのかと落胆しているとその途端その友達が私の好きな人と付き合い出したり、

人生というのは異文化とのぶつかり合いだと言っていい。

 

人種差別?

肌の色の違い?

言葉の壁?

宗教?

いやいや、人間性だ。

そんなの大人になってから区別されただけで、二十歳超えた大人なんかとうの昔にその人間の性格ができている。

 

要するに異文化とはこの社会であり、

異文化理解とはこの社会を生き抜くのに必要な術の一つに過ぎない。

 

 

人は、なんと、驚くなかれ、全員文化が違うのだ!

とは言え、私は現在、完全なる異文化、

その名もインターナショナルスクールで働いているので、それを元に異文化について解いて行きたいと思う。

 

インターナショナルスクールを異文化と呼んでいる私は、言わずもがなまだまだひよっこで、社会不適合者と言っていい人間。

 

そんな私も驚愕する日々が、この社会には転がっているのでそれを少し覗いてもらえればと思う。

 

 

みんなちがって、みんないい。

 

これは、言わずと知れた金子みすずさんの詩であるが、この境地に達するまで、要するに金子みすずのような出来上がった人間に達するまで、私はいける気がしない。

 

インターナショナルという異文化で、肩書きばかりの主任を務め、まとめ上げきれず毎日ゼェゼェ息を切らしてる私はこう思う。

 

みんなちがうの、わたしきらい。

 

 

金子みすずさんは、どこまでの苦労をしてこんな境地に達したのだろうか。

本当に偉大な人とは、計り知れない。

 

金子みすずさんには届かないまでも、もう少し上手く生きれるよう試行錯誤してるそんな毎日を徒然と書かせてもらいます。